レビュースポーツシーンや医療・介護など
医療とフィットネスと栄養を繋ぐ(全3回中の1回目)
「K-Fit kazz conditioning space」様はかず整形外科クリニックの長谷川和正院長の監修により、心体を健康にできるコンディショニングスペースとして同院に隣接して開設。院長は30年近く整形外科医として診療する中で「運動器の痛みや心体の不具合は栄養の取り方や身体の使い方を学習するコンディショニングトレーニングをすることで改善する」という答えにたどり着きその答えがK-Fitで実現されている。マシンは6台が導入され、理学療法士・栄養士・トレーナーのサポートを受けながら総合的に身体を整えられる施設です 。
お客様自身に学んでもらえる環 境 づくり
お客様の中には、かず整形外科クリニックに通院されている方もいて、身体に何かしらの不調を抱えている方や年配の方が多いです。最近では50代や主婦の方、学生の方も少しずつ増えています。
本当に身体を良くするためには、自分で考えて動いてもらうことが大切です。パーソナルトレーニングも大事ではありますが、それだけになるとトレーナーへ依存していってしまう場合もあるため、基本的にはセルフトレーニングを採用しています。ただ言われたことをやるだけではなく、なぜやるのか、何を目的にやっているのかということへ意識を向けていただけるようなサポートを心がけています。お客様自身にも身体について学び 、知識を高めていっていただきたいと思っています。初めは、どこの関節がどう動いているか意識したこともなければ、感覚も分からないという方が大半です。それでも継続することで分かるようになっていきます。
私たちスタッフも、繰り返しお伝えすることを大切にしています。理学療法士・栄養士・トレーナーがいるので、手術後や 脳梗塞など、症例によっては理学療法士が診るといったこともありますが、基本的に担当制にはしていません。相性などもあるとは思いますが、全スタッフが同じことをお伝えできて、サポートできる体制を整えています。
このマシンでできること
もともと、長谷川院長は予防することを大切にしていて、当施設開業にあたっても、院長が予防に繋がるものを探している中でこのマシンに出逢いました。健康な身体づくりに必要なのは運動と栄養だと考えています。運動やトレーニングをする上で大事にしているのが、身体のベースの一つである柔軟性です。身体づくりを考えたときに、まずはベースをしっかりと見直すことが大切という考えに、このマシンはぴったりでした。
最初はマシン1台につき、1つの動作しかできないと思っていました。実際はマシンの設定や 身体の向きを変えたりと、使う側の工夫次第でさまざまな動きを作ることができました。どれだけ動きのパターンがあるのだろうと思うほど、とても幅が広がって飽きることがありません。
ホグレルの1番良いと思っている点は、会員制フィットネス向きであることです。ストレッチはしっかり行うとなると、実は難しいものです。その点マシンは、ある程度マシンに頼ってセルフで行うことができるので、どんな方でもホグれることを体感できています。特に、肩こりに関しては良くなったという声が多く、効果に間違いありません。マシンは身体の再学習、神経系のトレーニングとしても有 効で 、本 来 の 理 想 的な動きを身 体 に覚えさせていくことができます。理想的な動きを覚えていくことから、柔軟性向上に繋がっていくと考えています。このマシンでできることは、身体の再学習・再教育といえると思います。
注意していること
みなさん身体が変わっていくうちに、もっと動かしたい、広げたいとなります。動きすぎる、広げすぎることで、筋肉だけではなく神経までも伸ばしすぎてしまい、却って痛みを生じさせてしまう可能性もあります。そのため筋肉ではなく、神経系の目線から動作を見れることも大切だと考えています。そういった点からも、テンションのかけ方などはこのマシンに限らず、床で行うストレッチでも一番注意しています。