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神戸弘陵高校女子硬式野球部 自由発想~チャレンジできる環境づくり~

神戸弘陵学園女子硬式野球部を率いる石原康司監督は、男子硬式野球部の監督を20年以上にわたって務め、2度の甲子園出場と1度の全国ベスト8入りへと導いた経験のある名将です。

 

男子硬式野球部の監督を経験してからの女子硬式野球部監督という異色の経歴を持つ石原監督ですが、当初は男子との違いに苦悩があったとのこと。

 

今回は、石原監督が女子硬式野球というジャンルにおいて、どのような考えのもと指導にあたっているのか。

また、ホグレルをどのように活用して下さっているのかについてのお話を聞くことが出来ましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

※本記事はホグレルスタイルvol.32の内容をWEB用に作成したものです。

 

 

女子硬式野球に関わるなかでの気づき

当初は男子と同じような練習だったが…。

女子硬式野球部の創部は、すべてがゼロからのスタートでした。

 

スタッフや練習環境などすべての環境を整えていくと同時に、当初は練習内容なども監督である私自らが考えていたほどです。

 

神戸弘陵女子硬式野球部員は中学時代から男子に混ざり野球に打ち込んできた選手が多く、野球に対する志や精神力はトップクラスに高い。

そのため、当初は男子とほとんど変わらない練習を行わせていました。

 

ところが1年が経った頃、練習の途中に痛みが出た、怪我をしてしまった、と選手たちから多く声があがります。

  

どうしても体力、体格での男女の違いはある

私としては当時、そこまできつい練習をしている感覚はなかったのですが、練習をやっていく中で少しずつですが女子高生の体力が分かり始め、今までの取り組み方じゃいけないのだと気が付きます。

 

現在では、ヨガやボルダリングを取り入れたり、理学療法士や鍼灸の先生にも来てもらったりするほか、女性スタッフやコーチに任せる面も増やして選手のメンタル面のケアにも取り組むなど当初とは大きく変化しています。

 

『自分の役割は環境整備だけど、それ以上に選手ファーストで考えていくことが大切』

 

これが現在の指導スタンスとなっています。

 

 

ホグレルとの出会いとは

ホグレルを導入している接骨院へ通っている選手から『ホグレルがとても良かった』という話を聞いたのがきっかけでした。

 

環境整備をしていく上で課題と感じていた、肩肘や股関節への効果的なアプローチ方法の確立。

この課題解決にぴったりのマシンだと感じています。

 

ちなみに、計3台のホグレルを導入していますが、上肢下肢ともに身体をケアする上で偏りがないように取り組めますね。

 

・股関節にアプローチするインナーサイ

・上肢にアプローチのできるディッピング

・下肢にアプローチできるネバータイトハム

※3台すべてSシリーズ

 

 

コンディショニングの意識づけも同時に行うことが大切

kobe-koryo-run

 

①練習

②ケア

③息抜き

 

選手たちには今あげた3つのルーティンを作るようにと話しています。

これによって、コンディショニングの意識も育てられます。

 

ホグレルを使う時間と、ヨガ、理学療法士の先生からアドバイスをもらう時間。

これが自分たちの体の状態を見つめなおす時間にもなっているそうです。 

 

ちなみに、ホグレルはノック練習の前後やウエイトトレーニングと一緒に行うことが多いのですが、選手の中には学校の休憩時間の際に使っている選手もいるとのことでした。

ケアに関しては選手たちに鍼や整体の良さを実感してもらった上で、自主的に休日に通うようにと伝えています。

 

このように環境を整えることにより、生徒のコンディショニングに対する意識は高まってきていると感じますね。

 

 

自主性を養うためには

自発的に動くことで、たくさんの気づきを見つけていくことが大切だと考えています。

 

なぜなら、指導されるばかりでは自分を見失うことも少なくないからです。

 

それを防ぐために、練習中でもスマートフォンを使い選手同士で動画を撮り合い、動作の確認や意見交換などを積極的に行うことを推奨しています。

このようにして自分自身を客観的に見る機会も作っていますね。

 

正解ばかりを求める取り組み方ではなく、自分たち自身が考え自分に合った形を見つけていけるような選手ファーストな指導、環境づくりがこれからの指導者に必要だと思います。

 

 

そのほかに気をつけていること

野球を通じて社会性を身につける

試合メンバーは実力主義で、監督自身が評価を行い選手起用をしますが、全員に平等にチャンスを与えるように同じ練習メニューを行わせています。

なぜそうするかというと、『争いの中で結果を出すためにはどうしたら良いか』を自主的に考えて行動することが社会に出てからも重要な力になると思うからです。

 

つまり、野球を通じて社会性を育むのです。

 

指導者と生徒の距離感

指導者側にも限界があり、すべてを管理することはできません。

 

ですが、全てを管理する必要はないと思っています。

なぜなら、管理しすぎると指示がないと動けない人間に成長してしまい、結果その人のためにならなくなるからです。

 

怪我をした生徒は言い出しにくいものだと思いますが、どう対処したら良いのかを伝え、練習を休むことに対して否定的にはならないようにしています。

それだけでなく、怪我をしている期間も活かし自分の体と向き合うことで、自分の調子を調整できる力を身に着けていくことも大切なことだと思っています。

 

 

選手たちに伝えている、一番大切なこと。

野球を教える指導者として、選手に伝えていることがあります。

 

それは『すべてのことは当たり前ではない』ということ。

 

野球ができること自体にも感謝をしなければいけないですし、周りの良い環境を作ってくださっている方たちにも感謝しなくてはいけないということです。

このことは男子女子関係なく共通して身につけて行って欲しいことですね。