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野球は体幹で動かすイメージを【北海道日本ハムファイターズ・近藤健介選手】
椎間板ヘルニアの手術後リハビリとしてマシンをご活用いただいた経緯から、現在は自宅に5台のマシンを設置。シーズン中も試合に行く前と帰宅後に使用しているという近藤選手にお話を伺いました。
目次
近藤健介選手の使用方法
マシンはシーズン中も使っていて、試合位に行く前と帰宅した後の15分程度で、毎日3セット程行っていました。
使い始めたことに比べると、動きに慣れてきている感じがあります。
マシンを使い始めた2018年のシーズンは、初めて1年を通して出場できていて、かなり怪我の予防になっているのではないかと思っています。
野球とのつながり
野球と意識は同じです。体幹が抜けた状態で動かしても、意味が無いと思っています。
マシンも、体幹を指揮して末端の力は抜いた状態で動かしています。体幹まで力が抜けてしまうと、本来動いてはいけない範囲まで動いてしまう気がしています。
マシンのどの機種に関しても、末端をどう動かすかよりも体幹を安定させることによって末端が勝手に動くイメージを作っています。腕や脚を体幹周辺で操るような感じです。マシンを一般的なストレッチ目的で使うのであれば、特に意識せずに伸ばした末端で動かしたりしますが、基本的には実際の動作と同様に体幹ですべてをうごかすようなイメージで使っています。
元々はハムストリングスや臀部の筋肉は硬いほうでしたが、今年は柔らかくなったと感じています。
バッティングにおける体幹の重要性
体幹が重要というのはよく言われますが、2015年まではそれほど意識したことがありませんでした。
以前のバッティング動作では手先を意識してバットを処理しにいっていました。そのうち「どうしたらヘッドが走るだろう」と考えたとき体幹を意識するようになりました。
バッティング動作ではバットを持っている根元が止まらないとヘッドが走りません。
身体も同じで、中心が止まっていないと末端の動きがぶれてしまうことを感じるようになりました。
中心となる体幹を止めて、末端を走らせることを意識してからは、体幹の安定性がとても大事だと思っていますね。
実際のプレーで意識するところは?
体幹の安定性は間違いなく大切ですが、意識するところは全く違います。
昨日と同じことをやっていても、昨日は打てたのに今日打席に立ってみたら感覚が違うということが沢山あります。
現在、自分の中で意識するところは10個以上あり、それを引き出しとしてその日その日の感覚で変えながらプレーしています。
その意識でダメというときはあまり無く、昨年も今年も大きく崩れることなくプレーすることが出来ました。