レビュースポーツシーンや医療・介護など
痛みのない当たり前の生活を(全4回中の2回目)
接骨院の立ち上げ
整体の患者さんに、何が不安ですかと聞くと、お金よりも動けなくなる身体だという答えが返ってきます。人間の究極の幸せは、地面に足をついて空を見ながら歩けたり、おいしくご飯を噛めることではないかと思います。そのためのお手伝いができればと思っていますが、整体は完全自費のため、患者さんの負担は大きくなります。私自身も、一人ですべての患者さんを診ていくには限りがありました。そこで、保険が使えれば 負担も減り、より一層多くの人が 利用しやすくなるのではないかと考え、接骨院をつくることにしました。
身体に不安があれば、整体で身体のバランスや歪みを調整し、炎症や 細かな治療は接骨院でケア、身体の動きに問題や不安があれば、予防フィットネスで動作チェックや改善、日頃のメンテナンスといった流れで通っていただいています。
時短で身体コントロール
健康で過ごしていただくために、患者さんには自分で 気づ いていただくことが 重 要 だと思っています。このマシンを始めると皆さん、人の動きをよく見ています。短い時間で施術結果を出すこと、自分で気づ いていただくことの両方を行うには時間がかかりますが、このマシンを始めることで、人はできているけど、自分はできていないと気づかれる方が多く、時短にもなっています。
患者さん自身に気づいていただく方法の一つとして、マシンを活用してどう表現できるかだと思います。ポイントは感じ方と、どこにアプローチしていくかだと思っています。台数も重要で、機種が多すぎても人は手を抜き始めてしまうと思うので、7台という数はとてもバランスが良いと感じています。このマシンは1機種で何通りも使うことができるので飽きることもありません。7台あることで、出来る事の可能性が大きく広がっています。
自分の身体を操っているのは自分です。このマシンを続けることで、自分の身体にとっての良い感覚と悪い感覚を身につけていただき、自分の身体をコントロールできるようになっていただけたらと思います。
整体院×接骨院×予防フィットネス
歳をとっていく中で多くの人が、いつまで生きていけるかと不安に立たされていきます。その不安をゼロにすることはできませんが、少しでも減らしていくお手伝いができればと思っています。そのためにもまずは、私が与える側になりたいと思っています。予防事業としてこのマシンがあることで、子どもたちの未来やアスリートを支えることと、動かしていくケアを大切にしていきたい65歳以上の方たちの、お手伝いができているのではないかと感じています。整体院、接骨院、予防フィットネス、それぞれの得意分野を融合させて、患者さんや選手たちを、人生の最期まで支えていきたいと思っています。さらにどうやって喜んでいただくか、何を提供していくかは、これからも考えていきたいと思います。
第3回に続く